読書が苦手というひとでも読みやすくて面白いファンタジーを3つ紹介します。いずれも、愛嬌のあるキャラクターが主人公の軽い読み物です。
香月日輪(こうづき・ひのわ)氏の作品で、全11巻(外伝1巻を含む:2020.10現在)刊行されています。
寮付きの高校へ進学の決まった夕士(ゆうし)でしたが、入るはずの寮が全焼してしまいます。途方にくれる夕士でしたが、運よく(?)3食まかない付きのアパートへの入居がきまります。しかし、そこには、ひとくせもふたくせもある住人だらけ!おまけに幽霊がでる!でも、あたたかい入居者たちとのふれいで、成長していく夕士。ほっこりな読了感でおすすめです。
ところで、この寮のまかないを作ってくれる『るり子さん』は、とってもお料理上手で美しい手の持ち主ですが、そのるり子さんのお料理レシピ&日記もおすすめです。
漫画化、アニメ化もされていますのでやっぱり活字は苦手という方は、こちらをどうぞ。
2巻以下の刊行順です。※深山和香氏による装丁とそうでないものがありますが、これがよくわかりません。6.7.8.9.が見つけられませんでした。
天野頌子(あまの・しょうこ)氏の作品で、全11巻(2020.10現在)刊行されています。
主人公の男子中学生、瞬太は、あやしい「陰陽屋」でアルバイトをすることに。しかし、瞬太にはある秘密が!陰陽屋の主はホスト上がりのイケメン(にせ?)陰陽師。さて、妙なくみあわせのへっぽこコンビが事件を解決していきます。つかみどころのない陰陽師とかわいい瞬太のほっこり物語。読了後もほっこりでおすすめです。
漫画化もされていますのでやっぱり活字は苦手という方は、こちらをどうぞ。
以下、刊行順です。
少し雰囲気がかわりまして、舞台は文明開化の東京。小松エメル(こまつ・エメル)氏の作品で、全12巻(上・下巻含む:2020.10現在)刊行されています。一鬼夜行シリーズオフィシャルHPもありますのでご参考にどうぞ。
人間嫌いの『喜蔵』のものと、『小春』という少年が落ちてきた!不思議な力をもつ小春は、生意気で自分を鬼だと言う。いやいやながらも、小春と同居することになった喜蔵だが、次々と妖怪が巻き起こす事件に巻き込まれていく。ちょっと泣ける人情物語です。読了後もじわりと暖かくなるのでおすすめです。
漫画化もされていますのでやっぱり活字は苦手という方は、こちらをどうぞ。
以下、刊行順です。